空手道で何を学ぶか・・・その

道場訓・松涛二十訓

                                                                                      by:Saya(1nen)

道場訓

  稽古の終わりに正座し道場訓を唱和する。意味
がわかっても分からなくても、子供たちは立派!に
五条の教えを声高らかに言う。人格完成とはなんぞ
や、誠の道ってどんな道???
  『押忍』と一緒で、言葉に出せば心は引き締まる。
苦しいときに、あっ、努力の精神!だなあ、って思っ
てくれればいい。辛いことがあっても、、あっ血氣の
勇だ、と氣付いてくれることもそのうちにあるかもし
れない。
  とにかく、不動明王とかの『真言』と同じで、声に
出して言うことにより、我が生命エネルギー!に響
いて、身も心もしゃきっとさせてくれるには違いない
のだ。
  道場訓の中に、空手の技術的なものは入ってい
ない。(松涛二十訓にあるが)技術よりも心術、空手
の修業は一生、、、。空手道で学んだことは生涯を助
ける力となる。
  焦らず、じっくり、人間としての基礎作りを、空手道
での様々な葛藤、大会や審査会でのたくさんの経験
の中で、学びを自分のものにしていってもらいたい。
『小さな積み重ねが、やがて大きな力を生む』ことに
なるように。。。

   1、人格完成に努むること。
   2、誠の道を守ること。
   3、努力の精神を養うこと。
   4、礼儀を重んずること。
   5、血氣の勇を戒むること。
松涛二十訓
  近代空手の祖(開祖)、船越義珍先生は、唐手術
を空手道と改め、五箇条の訓えを定められた偉大な
方です。五条訓のほかに、たくさんの訓えを松涛二十
訓に表し、伝えてくれています。
  1、礼に始まり礼に終わることを忘れるな。
 2、空手に先手なし。
 3、空手は義の補け。
 4、まず自己を知れ、而して他を知れ。
 5、技術より心術。
 6、心は放たんことを要す。
 7、禍は、懈怠に生ず。
 8、道場のみの空手と思うな。
 9、空手の修業は一生である。
10、凡ゆるものを空手化せ、そこに妙味あり。
11、空手は湯の如し。絶えず熱を与えざれば元の
   水に返る。
12、勝つ考えは持つな。負けぬ考えは必要。
13、敵に因って転化せよ。
14、戦は虚実の操縦如何にあり。
15、人の手足を剣と思え。
16、男子門を出れば百万の敵あり。
17、構えは初心者に、あとは自然体。
18、型は正しく、実践は別もの。
19、力の強弱、体の伸縮、技の緩急を忘れるな。
20、常に思念工夫せよ。